実はかんたん!?個人輸入で関税がかかる条件と計算方法を解説する

どうも、チンパンジーまさるです。

 

Aliexpress(アリエクスプレス)などの海外通販で商品を注文したあと、関税がかかった経験はありませんか?

せっかく安く個人輸入できたと思ったのに、届いたら関税で2000円くらい徴収される・・・

あれって毎度すごく微妙な気分になります^^;

 

対策として、関税が発生するには条件があるので、免税の範囲を知っておけば余計な関税を発生させずにお得に個人輸入することができます。

今回は海外通販での個人輸入を対象に、関税が発生する条件と計算方法について解説していきます。

関税はいくらから発生するの?

これから中国の通販サイト、Aliexpressを例に解説していきます。

ざっくり言うと、小売価格が16666円以内なら免税(関税は発生しない)と思って下さい。

商品価格+送料+保険料=小売価格となるので、要はAliexpressでの支払いの合計が16667円を超えると課税対象になると覚えればOKです。

(たぶん保険料はaliexpressでは関係ない?)

 

例として、下の画像では商品と送料込みで16666円以内なので関税は発生しません。

複数個購入した場合も合計して計算します。

例として6000円の商品を3つ輸入すると、

6000+6000+6000=18000円なので関税がかかってしまいますね。

 

さらに詳しく説明すると、課税対象額が1万円以内なら免税が正式なルールです。

課税対象額は小売価格(aliexpressの支払い額)に0.6を掛けることで割り出せます。

 

それなのにどうして小売価格16666円以内が目安かというと、

【16666円×0.6=9999.6円】

このように課税対象価格1万円までギリギリなため、計算しなくても即判断できる小売合計価格16666円以内が目安とされています。

[box class="yellow_box" title="関税が発生する・しない場合"]
  • 15000円×0.6=9000円←1万円以内なので免税
  • 18000円×0.6=10800円←1万円オーバーなので課税対象
[/box]
 通販サイトでの支払いの合計が16666円以内なら免税と覚えれば簡単だよ!

免税対象外の商品もある

小売価格の合計が16666円以内なら免税だと説明しましたが中には例外も存在します。

下のリストは、16666円以内で個人使用が目的あっても免税にならない除外品となります。

[box class="red_box" title="免税の対象外となるもの"]
  • 酒・たばこ
  • 革製バッグ
  • パンスト・タイツ
  • 手袋
  • 履物
  • スキー靴
  • ニット製衣類
[/box]

あとでまた解説しますが、これらの商品は個人輸入の対象外とされており、特に革製品の関税率がかなり高いので輸入の際は注意が必要です。

スポンサーリンク

関税の支払い

もし課税対象額が1万円を超えた場合は品目に応じた関税を簡易税率で請求されます。

簡易税率は商品の個人使用が目的で、合計価格が20万円未満でのみ適用されます。

前の項で解説した免税対象外の商品には簡易税率が適用されないので注意して下さい。

税関公式ページより引用http://www.customs.go.jp/tsukan/kanizeiritsu.htm

残念ながら、関税だけでなく消費税8%と通関手数料200円も一緒に請求されるため、【関税+消費税8%+通関手数料200円】が最終的な請求額となります。

 

例えば、2万円分のTシャツを輸入して関税が発生したとしましょう。

衣類の関税率は10%なので2000円が関税となりますね。

つまり関税2000円+消費税8%+通関手数料200円=2360円が正式な請求となります。

 

関税の支払い方法はEMSなどの郵便サービスなら代引き、DHLなどの国際宅配サービスならコンビニ払いとなります。

商品によって関税率が異なるのでややこしいですが、もし関税が発生したら大体商品価格の10%くらいの請求だと覚えておけば大丈夫です。

[box class="yellow_box" title="合わせて読みたい"]

Aliexpressでオススメの配送方法や早く商品が届くコツを解説する。

[/box]




一般税率が適用されることも

購入価格が20万円超え、もしくは商用目的の輸入と判断された場合は簡易税率より高い、一般税率適用しての計算となります。

個人使用が目的で簡易税率の条件を満たしていても、同じ商品を複数買っていると商用目的と見なされ一般税率を適用されることがあるので注意して下さい。

 

途中でも説明しましたが、革製品などの免税の対象外となる品目も一般税率の適用となります。

忘れたら大変なのでもう一度表示しときますね。

[box class="red_box" title="免税の対象外となるもの"]
  • 酒・たばこ
  • 革製バッグ
  • パンスト・タイツ
  • 手袋
  • 履物
  • スキー靴
  • ニット製衣類
[/box]

特に革靴の関税率の高さは有名で、なんと驚きの30%!!

海外通販で買い物を楽しむ程度なら高額な関税はまず発生しませんが、知らずに免税対象外の商品をまとめ買いすると、とんでもない額の関税を請求されることになるので気をつけて下さい。