どうも、チンパンジーまさるです。
当たり前の話ですが、転売において価格の安い商品と高い商品では安いほうが売れやすいです。
「じゃあ安い商品ばかり取り扱えば儲かるのか?」
ここでいう安い商品とはヤフオクやメルカリで販売価格600円、純利益200円くらいの商品などのことです。
安い商品は利益も安いのでたくさん売らなくてはいけません。
それができるなら儲かりますし、できないなら儲かりません。
間違いなく言えるのは副業レベルで安い商品ばかり取り扱う、いわゆる薄利多売をやっても大半の人は儲からないと思います。
副業として転売で稼ぐつもりなら絶対に利益1500円以上の高単価の商品を狙うべきです。
今回はなぜ副業で薄利多売をやるべきでないか?その理由を解説していきます。
副業で薄利多売をするデメリットとは?
薄利多売は副業向きじゃない
まず薄利多売という戦略は副業向きではありません。
利益を上げるためにはとにかく数をこなさなくてはならないからです。
例えば月5万円を転売で稼ぎたいとしましょう。
薄利多売なので利益が1つ200円だと仮定します。
【50000円÷200円=250個】
利益が200円のような薄利だと、5万円稼ぐためには月に250個も商品を売らなくてはなりません。
もう1度言いますが250個です。
1ヶ月辺り250個分の出品、梱包、発送、問い合わせ対応をこなしてようやく5万円稼げます。
専業ならまだしもですが、本業が終わって家に帰ってからの作業だと考えるとあまりにも重労働だと思いません?
というかそもそも月5万円を目指しているレベルなのに、月250個も売れる商品を見つけること自体が難しいと思います。
しかも同業者による値下げリスクもあり、内職と違って250個捌いても確実に利益になる保証もありません。
ただでさえ薄利なのに値下げせざるを得ない状況になると、もはや転売じゃなくてボランティアです。
ですが、これが1つ辺りの利益が1500円だと月に34個売るだけで5万円達成です。
1日1つ以上のペースで売れるだけいいので副業として申し分ないです。
副業として転売の収入を伸ばすつもりなら、転売に取り組める時間が限られている以上、最小限の労力で利益を上げることに徹するべきです。
月250個のように無駄な負担をかけていては、いつまで経っても収入を伸ばすことは難しいでしょう。
副業レベルだと外注化も厳しい
100円ショップなどの薄利多売が成り立つのは企業レベルだからであり、個人がやるには正直厳しいと思います。
【リサーチ→仕入れ→検品→出品作業→梱包作業→発送→問い合わせ対応】
企業だとそれぞれの過程に労働力を確保しており効率良く商品を捌くことが可能となっています。
個人でやる場合はそれらを全て1人でこなさなくてはなりません。
「なら外注化すればいいじゃん」と思うでしょうが、
薄利多売、しかも副業レベルの利益で外注なんかしてたら自分の取り分が無くなります。
僕は外注さんに検品と発送をお願いしていますが、100件あたり4万円の報酬を渡しています。
高いか安いかは置いておいて、マトモな人に外注するならこれくらいの金額は必要です。
逆に知り合いから「月3万円で250件分の発送作業やってくれ」と言われて引き受けたいでしょうか?
僕なら絶対引き受けたくないですね。
客層が悪い
薄利多売の欠点はもう一つ、明らかに客層が悪くなります。
基本的に薄利多売は低所得者を対象とした商法です。
わかりやすく言うと、こういった人達がメインのお客様だと思って下さい。
[box class="yellow_box" title="]- 深夜のドン◯ホーテにたむろしている
- コンビニの店員に怒鳴り散らす
- 激安居酒屋で「おい!ビール早くしろ!」とか叫んでいる
もちろん全員とは言いませんし差別してる訳でもないです。富裕層にも非常識な人はいますからね。
ですが、これらの層は精神的にゆとりのない人達の割合が多いのは事実です。
当然、そういった人達がメインの客層だとクレーマーとの遭遇率も高くなります。
それも話が通じないタイプのクレーマーが多いですね。
こちらに何の非がなくとも、相手の被害妄想などから一方的に暴言を浴びせられることも珍しくありません。
「金を払っているんだから俺のほうが偉い」
「お客さまは神様だ!」
などと本気で思っている人が多く、値段を下げれば下げるほどそのような客層を呼び寄せてしまいます。
低価格路線にすると割とマジでメンタルをやられかねないので気をつけたほうがいいです(経験談)
薄利多売をやるならAmazonFBAがおすすめ
どうしても薄利多売をやりたいのであればメルカリなどではなく、アマゾンFBAで販売することをおすすめします。
[box class="blue_box" title="薄利多売はアマゾンがおすすめ"]- 梱包と発送はアマゾンが代行してくれる
- 些細なクレームも大体アマゾンが対処してくれる
事前に商品をアマゾンの物流倉庫にまとめて納品しておけば、梱包から発送まで全部アマゾンが代行してくれます。
商品を納品したあとは放置でいいので薄利多売とは相性は抜群ですね。
さらにクレームもだいたいアマゾンのカスタマーサポートが引き受けてくれます。
一見、薄利多売の弱点を全てカバーしてるように見えますが、1ヶ月以内ならほぼ無条件で商品を返品できるという、とんでもない返品制度が欠点です。
過去に何度もやられた経験がありますが、中古のゲームソフトなんか遊ぶだけ遊んで適当な理由をつけて2週間後くらいに返品されますからね。
しかも返品された商品は一度アマゾンの倉庫から回収しない限り販売不可の状態になるため、客層が悪いのと返品制度が合わさってなかなかストレスの溜まる仕様となっています。
まあ、そこさえ我慢できればアマゾンなら薄利多売をやるのも悪くない選択肢だとは思いますよ。